2013-12-02 第185回国会 参議院 厚生労働委員会 第9号
現役世代には非正規雇用の労働者の増加、雇用の流動化、そして若い世代には子育て困難現象、貧困格差等の問題が深刻化しております。七〇年代のような、給付は高齢者、負担は現役世代という社会保障はもはや通用いたしません。 こうした認識と危機感を皆が共有し、全ての世代が安心感と納得感の得られる全世代型の社会保障制度をつくらなくてはならない、これが今回の国民会議の一貫した方向性でございました。
現役世代には非正規雇用の労働者の増加、雇用の流動化、そして若い世代には子育て困難現象、貧困格差等の問題が深刻化しております。七〇年代のような、給付は高齢者、負担は現役世代という社会保障はもはや通用いたしません。 こうした認識と危機感を皆が共有し、全ての世代が安心感と納得感の得られる全世代型の社会保障制度をつくらなくてはならない、これが今回の国民会議の一貫した方向性でございました。
しかしながら、私は、全国調査を繰り返しまして母親たちの苦しみの背景を丹念に分析いたしましたが、子育て困難現象というのは安心して子供を産み育てることができない社会のゆがみを訴えるものでありまして、単に母性喪失と批判して解決されることでは決してないことが明らかで、少子化の原因の一端もそこにあると考えております。